感動と共にもう一度観たい映画 ” 運び屋” 2019

あらすじ
イーストウッド演じるアール・ストーンは80代の男。家族と別れ、孤独で金もない彼に、
事業差し押さえの危機が迫っていた。そんな時に、ある仕事が舞い込む。ただ車を運転す
ればいいだけの訳もない話だ。しかしアールが引き受けてしまったのは、実はメキシコの
麻薬カルテルの“運び屋”だった。たとえ金銭的な問題は解決しても、そうとは知らずに
犯してしまった過去の過ちが、アールに重くのしかかってくる。捜査当局やカルテルの手
が伸びてくる中、はたして自らの過ちを正す時間は彼に残されているのか。
感想・印象に残ったポイント
派手なアクションやサスペンスというよりも、**“静かな哀しみ”**が心に残る作品でした。
クリント・イーストウッド演じるアールは、決して善人ではない。
でも、その人生には“間違いながらも懸命に生きた男”の姿がありました。
何より心に残ったのは、家族との距離感。
人生の大切な時間を“仕事”に費やし、その代償として失ったもの。
それを取り戻そうとする姿に、私は強く心を打たれました。
80代という年齢設定もリアルで、自分が年を重ねたとき、同じような後悔をしないように…と、
どこか自分の人生を重ねて考えてしまう。そんな深い映画でした。
人生の最後に人は何を選ぶのか?”
観終わったあと、静かに問いかけられるような余韻があり、
一人で夜にじっくり観たい、そんな一本です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました